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コアップ・ガラナとは?北海道で愛される理由をわかりやすく解説

炭酸

「コアップ・ガラナって、コーラとは違うの?」
「北海道で有名みたいだけど、そもそもガラナって何?」

コアップ・ガラナは、ガラナエキスを使った日本生まれの炭酸飲料です。

茶色い見た目からコーラを連想しますが、コーラとは原料も味わいも異なります。

そして何より面白いのが、その誕生の背景。

コアップ・ガラナは、1950年代後半に日本へ入ってきたコーラに対抗するため、全国の中小飲料メーカーが協力して生み出した飲み物でした。1960年に誕生し、現在まで続くロングセラーとなっています。

特に北海道では、コーラよりも先にガラナ飲料が広がった歴史から、現在でも「北海道のソウルドリンク」と呼ばれるほど親しまれています。

この記事では、コアップ・ガラナとはどんな飲み物なのか、ガラナの特徴やコーラとの違い、誕生した理由、北海道で愛されるようになった背景までわかりやすく解説します。

この記事でわかること
✓ コアップ・ガラナとはどんな飲み物か
✓ ガラナとは何なのか
✓ コーラと何が違うのか
✓ なぜコアップ・ガラナが誕生したのか
✓ 「コアップ」という名前の由来
✓ なぜ北海道で特に有名なのか
✓ コアップ・ガラナの味わいと特徴
✓ 実際に飲んでみた感想
✓ お酒と合わせる楽しみ方

コアップ・ガラナとは?

コアップ・ガラナとは、ガラナエキスを使った日本生まれの炭酸飲料です。

ガラナはブラジル・アマゾン川流域を原産とする植物で、その種子が飲料などに利用されてきました。

コアップ・ガラナは、このガラナを使って作られた、茶色い色合いが特徴の「ブラウンソーダ」。

ホッピービバレッジでは、コアップ・ガラナを「Made in Japan」のブラウンソーダとして紹介しています。

見た目だけならコーラに似ていますが、飲んでみると香りや味わいには違いがあります。

ガラナってどんな植物?

ガラナは、ブラジル・アマゾン川流域を原産とするムクロジ科のつる性植物です。

その種子にはカフェインなどの成分が含まれており、古くから現地で飲み物などに利用されてきました。

日本ではガラナそのものよりも、「ガラナ飲料」として知っている人のほうが多いかもしれません。

コアップ・ガラナも、そのガラナエキスを使った飲料の一つです。

ただし、ガラナという植物を使っているからといって、すべてのガラナ飲料がコアップ・ガラナというわけではありません。

北海道には現在でもコアップ・ガラナ以外のガラナ飲料が数多く存在し、地域独自の商品も販売されています。

コアップ・ガラナはどんな味?

コアップ・ガラナの特徴は、コーラとは少し違う独特の香りと刺激です。

甘さの中にガラナ特有の風味があり、飲み慣れていない人には「コーラとは違う」と感じるかもしれません。

一方で、一度飲むとクセになるような独特の個性もあります。

ホッピービバレッジの公式商品情報でも、「ピリッとした刺激が心地よい大人のソーダ」と紹介されています。

実際の味わいについては、後ほど今回購入したコアップ・ガラナを飲んでみた感想と合わせて紹介します。

コアップ・ガラナの歴史|コーラへの対抗から生まれた

コアップ・ガラナを語るうえで外せないのが、コーラとの関係です。

実はコアップ・ガラナは、コーラが日本の清涼飲料市場へ入ってきたことをきっかけに生まれました。

1957年、日本にコーラが登場

1957年、日本にコーラが登場すると、それまでラムネやサイダーが中心だった日本の清涼飲料業界に大きな変化が起こります。

茶色い液色と独特の香りを持つコーラは、それまでの日本の炭酸飲料とはかなり違った存在でした。

全国清涼飲料組合では、そんなコーラに対抗できる飲料を作ろうと研究を進めます。

そして世界中の飲み物を調べる中で見つかったのが、ブラジル・アマゾン川流域のガラナでした。

1960年にコアップ・ガラナが誕生

こうしてガラナを使った日本独自の炭酸飲料が開発され、1960年にコアップ・ガラナが誕生しました。

コアップ・ガラナは、単純に「コーラの代用品」を作ろうとしたわけではありません。

コーラという海外からやってきた大きな存在に対して、日本の中小飲料メーカーが協力して新しい飲料を生み出した。

そう考えると、コアップ・ガラナは日本の清涼飲料史の中でも、かなり特徴的な生まれ方をした飲み物だといえます。

コーラに対抗するために、日本の飲料メーカーが集まって作ったって考えると、ちょっと熱いですね。

「コアップ」ってどういう意味?

ところで、商品名の「ガラナ」は分かっても、「コアップ」って何?と思いませんか。

実は、この名前にもコアップ・ガラナの誕生背景が表れています。

「コアップ」は、清涼飲料メーカー同士の協業、つまりco-operationに由来する名前として付けられました。

当時は「日本コアップガラナ株式会社」という組織を作り、そこに全国から飲料メーカーが参加。

製造だけを担当する会社、販売だけを担当する会社、製造と販売の両方を行う会社という形で協力して、コアップ・ガラナを広げていきました。

その数は全国で30社

つまりコアップ・ガラナは、最初から一つの会社だけで全国展開する商品ではなく、日本各地の中小飲料メーカーが力を合わせて生み出し、販売していった飲料だったのです。

この「全国で作られていた」という特徴が、現在のコアップ・ガラナを考えるうえでも重要なポイントになります。

コアップ・ガラナは全国で作られていた?

ここまで読むと、

「じゃあコアップ・ガラナって、北海道の会社が作っている飲み物なの?」

と思うかもしれません。

実は、コアップ・ガラナはもともと全国の飲料メーカーが協力して製造・販売する仕組みで広がった飲み物です。

先ほど紹介したように、日本コアップガラナ株式会社という組織を作り、全国から30社が参加。

製造のみ、販売のみ、製造と販売の両方という形で、それぞれの会社がコアップ・ガラナを扱っていました。

「コアップ・ガラナ=北海道の飲み物」ではない?

現在では北海道のイメージが非常に強いコアップ・ガラナですが、北海道だけで生まれた飲料ではありません

もともとは日本全国へ広げることを目指して作られた、いわば「全国の中小飲料メーカーが力を合わせた飲み物」でした。

そう考えると、今回私が旅行先のサービスエリアでコアップ・ガラナを見つけたのも、そこまで不思議なことではありません。

むしろ、「北海道の飲料なのに、なぜこんなSAにあるんだろう?」

という疑問から、その歴史を調べてみると、コアップ・ガラナが最初から全国を意識して作られた飲料だったことが見えてきます。

現在でもコアップ・ガラナは北海道だけの飲み物ではありません。
ホッピービバレッジも、北海道以外を含め全国各地でガラナ飲料が存在すると紹介しています。

なぜコアップ・ガラナは北海道で有名なの?

では、全国に広がったはずのコアップ・ガラナが、なぜ北海道のイメージと強く結びついているのでしょうか。

そこには、北海道ならではの歴史があります。

北海道ではコーラの普及より先にガラナが広がった

コカ・コーラが日本で生産を始めた際、全国的にはほぼ一斉に販路が広がっていきました。

ところが北海道では、地理的な事情などからコーラの販路拡大が遅れました。

その間に、北海道ではコアップ・ガラナが広がっていきます。

結果として、コーラが広がる前にガラナが定着したという独特の状況が生まれました。

これが、現在の「北海道=ガラナ」というイメージにつながっています。

北海道では「コアップ・ガラナ」以外のガラナも多い

面白いのは、北海道で有名なのがコアップ・ガラナだけではないこと。

現在の北海道には、地元の飲料メーカーやスーパー、コンビニなどが展開するさまざまなガラナ飲料があります。

ホッピービバレッジも、北海道にはコアップ・ガラナ以外にも数多くのガラナ飲料があり、30品目以上あるのではないかと紹介しています。

つまり北海道では、「コアップ・ガラナが有名」というだけでなく、「ガラナ飲料そのものが地域の飲料文化として根付いている」と考えたほうが近いでしょう。

コアップ・ガラナの瓶はなぜ独特な形なの?

コアップ・ガラナを見たことがある人なら、茶色い瓶の独特な形も印象に残るのではないでしょうか。

実は、この瓶のデザインにもコアップ・ガラナ誕生当時の考え方が込められています。

コーラに対抗するなら「純日本」の瓶を

当時のコカ・コーラの瓶は、アメリカらしいデザインでした。

そこでコアップ・ガラナは、それとは対照的な「純日本」を意識。

京都の舞妓の立ち姿をイメージした瓶のデザインが採用されました。

つまり、コアップ・ガラナは中身だけでなく、「日本生まれのブラウンソーダ」という立ち位置そのものを瓶でも表現していたわけです。

60周年記念ラベルのコアップ・ガラナを実際に買ってみた

今回、私がコアップ・ガラナを購入したのは三重県のサービスエリアでした。

「北海道のソウルドリンク」というイメージが強かったので、最初に見つけたときは、

「なんで三重のSAにコアップ・ガラナがあるんだ?」

と少し気になったのが正直なところ。

そこで実際に購入してみました。

今回購入したのはこちら。

瓶を見ると、

60th ANNIVERSARY

そして、

THE JAPAN BRAND

という文字が入っています。

これは1960年の発売から60周年を迎えた際に登場した記念ラベルです。

つまり、この瓶にはコアップ・ガラナが歩んできた歴史そのものがデザインとして刻まれています。

茶色い瓶に赤いキャップという見た目も含め、一般的なペットボトルの炭酸飲料とは少し違った特別感があります。

コアップ・ガラナを飲んでみた感想

実際に飲んでみると、まず感じるのはコーラとは違う独特の香り。

甘さの中にガラナらしい風味があり、炭酸の刺激と合わさることで、一般的なコーラとは違った印象になります。

コアップ・ガラナはお酒で割っても美味しい?

コアップ・ガラナは、そのまま飲むだけではありません。

ホッピービバレッジ公式でも、焼酎と合わせて「ガラナサワー」にする飲み方が紹介されています。

ガラナサワーを作ってみよう

作り方はシンプル。

グラスに氷を入れて、好みの量の焼酎を注ぎ、コアップ・ガラナを加えるだけです。

ガラナの独特な風味に焼酎が加わることで、普通のチューハイとは少し違った味わいを楽しめます。

甘さのある炭酸飲料なので、焼酎の量を調整しながら、自分好みの濃さを探してみるのもよいでしょう。

さらに、ホッピービバレッジの60周年企画では、ガラナとウイスキーやテキーラを組み合わせたカクテルも紹介されています。

つまりコアップ・ガラナは、ソフトドリンクとして楽しむだけでなく、お酒と組み合わせることでカクテルの材料にもなる飲料なのです。

唎酒師が感じるコアップ・ガラナの魅力

コアップ・ガラナの面白さは、単なる「北海道の変わった炭酸飲料」ではありません。

コーラという海外からやってきた飲み物に対抗するため、日本の中小飲料メーカーが協力して生み出された。

そして全国へ広がったあと、北海道ではコーラより先にガラナが定着し、現在では地域を代表する飲料文化の一つになっています。

さらに、舞妓をイメージした瓶のデザインや、60周年を記念した「THE JAPAN BRAND」という言葉まで含めると、一本の炭酸飲料の中に日本の清涼飲料史が詰まっているようにも感じます。

「北海道の飲み物」というイメージだけで終わらせるには、もったいない。
コアップ・ガラナは、知れば知るほど面白い日本生まれのブラウンソーダです。

まとめ

コアップ・ガラナは、ガラナエキスを使った日本生まれの炭酸飲料です。

見た目はコーラに似ていますが、その誕生にはコーラとの競争という日本の清涼飲料史が深く関係しています。

今回のポイントを振り返ると、

  • コアップ・ガラナは1960年に誕生した日本生まれのブラウンソーダ
  • ブラジル・アマゾン川流域原産のガラナを使っている
  • コーラへの対抗策として全国の飲料メーカーが協力して生み出した
  • 「コアップ」はメーカー同士の協業に由来する
  • 北海道ではコーラより先にガラナが広まり、地域に定着した
  • 舞妓をイメージした独特の瓶も大きな特徴
  • そのまま飲むだけでなく、焼酎などと合わせても楽しめる

ということが分かります。

「北海道のソウルドリンク」というイメージが強いコアップ・ガラナですが、そのルーツをたどると、実は日本全国の中小飲料メーカーが協力して生み出した飲み物でした。

今回のように北海道から遠く離れた三重県のサービスエリアで見つけることができたのも、そんな歴史を考えれば少し納得できます。

コーラとは違う独特の香りと味わい、そして60年以上続く歴史。

もしどこかでコアップ・ガラナを見つけたらぜひ一度手に取ってみてください。

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