「サンガリアって、どんな会社なんだろう?」
スーパーや自動販売機で商品を見かけることはあっても、サンガリアという会社について詳しく知っている人は、意外と少ないかもしれません。
一方で、「みっくちゅじゅーちゅ」やミルクセーキなど、ちょっと気になる飲み物を作っている会社という印象を持っている人もいるのではないでしょうか。
個人的には、お菓子メーカーでいうブルボンのような、少しニッチだけれど面白い商品を作っているメーカーというイメージがあります。
ただ、実際に商品を見ていくと、サンガリアは個性的な飲料だけを作っている会社ではありません。
お茶やコーヒー、水、炭酸飲料など、日常的に飲まれている商品もしっかり手がけています。
今回は、そんなサンガリアの歴史や商品を見ながらなぜサンガリアには個性的な飲料が多いのか、その魅力を紹介します。
この記事でわかること
✓ サンガリアはどんな飲料メーカーなのか
✓ 「サンガリア」という名前の由来
✓ みっくちゅじゅーちゅなど代表的な商品
✓ 個性的な商品だけではないサンガリアの一面
✓ サンガリアが面白い飲料を生み出してきた背景
サンガリアとは?どんな飲料メーカー?
私たちが「サンガリア」と呼んでいる飲料メーカーの正式名称は、株式会社日本サンガリアベバレッジカンパニーです。
大阪府大阪市に本社を置き、清涼飲料水や酒類などの製造・販売を行っています。
その歴史は1951年に「石山食品工業社」として発足したところから始まり、1974年に現在の株式会社日本サンガリアベバレッジカンパニーが設立されました。
現在の商品を見ると、茶系飲料・コーヒー・果汁飲料・炭酸飲料・健康飲料・乳性飲料・紅茶やココアなど、かなり幅広いジャンルを扱っています。
つまり、サンガリアは「変わった飲み物を作っている会社」というだけではありません。
日常的に飲まれる定番商品から、思わず手に取りたくなる個性的な商品まで幅広く手がける飲料メーカーなのです。
「サンガリア」という名前の由来
「サンガリア」という名前も、少し変わっています。
由来となったのは、中国・唐の詩人・杜甫の作品に登場する「国破れて山河あり」という有名な一節です。
この「山河あり」から「サンガリア」という名前が生まれました。
そして、この社名は後にサンガリアを象徴するCMにもつながっていきます。
「いち、にい、サンガリア」というフレーズを覚えている人なら、ここで「あのCMか」と思い出すかもしれません。

会社の名前が、あのCMにもつながっているんですね!
会社名の由来からして少しユニーク。
こうしたところにも、サンガリアらしさが感じられます。
サンガリアといえば「みっくちゅじゅーちゅ」
サンガリアの名前を知らなくても「みっくちゅじゅーちゅ」は見たことがあるという人もいるのではないでしょうか。
独特な商品名ですが、これはサンガリアを代表する商品のひとつです。
「みっくちゅじゅーちゅ」は、2001年にABCテレビとのタイアップ企画から生まれました。
関西の喫茶店で親しまれてきたミックスジュースをイメージし、オレンジ、りんご、パインアップル、もも、バナナの5種類の果汁をブレンドしています。

ミックスジュースそのものを商品にしたんじゃなくて、喫茶店の味を飲料にしたんですね!
そう考えると、「みっくちゅじゅーちゅ」という名前も含めて、かなり大阪らしい商品です。
サンガリアは現在も、この商品を「喫茶店の味」「大阪新名物」として紹介しています。
そして面白いのは、こうした地域に根付いた飲み物を全国で買える商品にしていること。
大阪の喫茶店文化を知らない人でも、スーパーで「みっくちゅじゅーちゅ」を見つければ、その味を気軽に楽しめます。
サンガリアには「喫茶店」を感じる飲料もある
「みっくちゅじゅーちゅ」だけではありません。
サンガリアの商品を見ていると、昔ながらの喫茶店を思わせる飲料にも出会います。
その代表のひとつが「こだわりのミルクセーキ」です。
ミルクセーキというと、喫茶店のメニューを思い浮かべる人も多いでしょう。
サンガリアでは、牛乳と卵を使い、バニラの風味を加えたミルクセーキを缶飲料として販売しています。
喫茶店で飲むような味を、缶飲料として気軽に楽しめます。

ミルクセーキって、缶でも飲めるんですね!
こうした商品を見ると、サンガリアは昔から親しまれてきた飲み物を身近な形で楽しめる商品にすることも得意なのかもしれません。
甘い飲み物もサンガリアらしい
個人的に、サンガリアの商品で外せないのが「まろやかいちご&ミルク」です。
これは、猛烈に甘いものが飲みたくなったときに、今でもつい買ってしまう一本。
いちごの甘さとミルクのまろやかさを楽しめる、かなり分かりやすい甘さの飲料です。
「今日はとにかく甘いものが飲みたい」
そんな気分の日に選ぶと、しっかり期待に応えてくれます。

私は猛烈に甘いのが飲みたくなったら、今でもこれを買っちゃいます。
こういう「今日はこれが飲みたい」という気分に寄り添う商品があるのも、サンガリアの面白いところです。
サンガリアには「つぶみ」のような個性的な飲料も
サンガリアらしさを感じられる商品としてもうひとつ挙げたいのが「つぶみ」です。
果実のつぶが入った飲料で、ただ喉を潤すだけではなく、飲みながら果実の食感も楽しめるのが特徴です。
ジュースなのに、飲んでいる途中で「つぶ」が口に入ってくる。
このちょっとした驚きが、つぶみの面白さです。

飲み物なのに、食感まで楽しめるんですね!
サンガリアには、こうした「普通のジュースとは少し違う楽しみ方ができる商品」がいくつもあります。
みっくちゅじゅーちゅやミルクセーキとはまた違った方向から、サンガリアの商品開発の個性が感じられる一本です。
個性的な商品だけじゃない。お茶や水もしっかり作っている
ここまで紹介すると、サンガリアは変わった飲み物ばかり作っている会社のように見えるかもしれません。
しかし、実際の商品ラインを見ると、その印象は少し変わります。
サンガリアは、お茶やコーヒー、水、炭酸飲料など、普段から飲まれている飲料もしっかり手がけています。
その代表として分かりやすいのが「伊賀の天然水」です。
三重県伊賀市の天然水を使った商品で、炭酸水などさまざまな商品が展開されています。

サンガリアって、こういう普通に毎日飲むものも作ってるんですね。
そうなんです。
サンガリアの面白さは、個性的な商品だけにあるわけではありません。
定番の飲料を幅広く作りながら、その中に「ちょっと面白い商品」も並んでいる。
そこが、サンガリアというメーカーの魅力なのだと思います。
「いち、にい、サンガリア」のCMが今も耳に残る
サンガリアについて話すなら、商品だけでなくCMにも触れておきたいところです。
「いち、にい、サンガリア♪」
このフレーズを聞いて、懐かしいと感じる人もいるのではないでしょうか。
サンガリアは長年にわたって印象的なCMを展開してきました。
なかでも1980年代の「国やぶれてサンガリア」編は、サンガリアという名前の由来である「国破れて山河あり」をそのままCMに取り入れたものです。

『サンガリア』っていう会社名自体が、CMのネタになってるんですね!
商品名だけでなく、会社名まで遊びに変えてしまう。
こうしたところにも、サンガリアらしいユニークさがあります。
サンガリアの公式サイトでは、現在も過去のCMを見ることができます。
サンガリアはなぜ個性的な飲料を作るのか?
ここまでサンガリアの商品を見てくると、ひとつの疑問が浮かびます。
なぜサンガリアには、こうした個性的な飲料が多いのでしょうか。
もちろん、商品ごとに生まれた背景は異なります。
ただ、サンガリアの歴史を振り返ると時代に合わせて新しい飲料や容器を取り入れてきたことが分かります。
缶コーヒーや缶入り緑茶、ペットボトル飲料など、現在では当たり前になった飲料にも早い時期から取り組んできました。
つまり、サンガリアは昔から「飲料をもっと身近に、もっと楽しめるものにする」ための挑戦を続けてきたメーカーとも考えられます。
その延長線上に、みっくちゅじゅーちゅやつぶみのような個性的な商品があるのかもしれません。
定番だけを追いかけるのではなく、新しい飲料にも挑戦する。
そうした姿勢が、サンガリアの商品棚を面白くしているのではないでしょうか。
唎酒師から見たサンガリアの面白さ
サンガリアの商品を改めて見ていて面白いと感じるのは、飲み物に対する入口が広いことです。
みっくちゅじゅーちゅなら「大阪のミックスジュースを飲んでみたい」
ミルクセーキなら「昔ながらの喫茶店の味を楽しみたい」
まろやかいちご&ミルクなら「今日はとにかく甘いものが飲みたい」
つぶみなら「果実の食感も楽しみたい」
そして伊賀の天然水なら「毎日の水分補給として選ぶ」
同じ会社の商品でも飲む理由はそれぞれ違います。

個人的には、こういう『ちょっと飲んでみたい』と思わせる商品が多いところが、サンガリアの面白さだと思っています。
飲料は、必ずしも難しく考える必要はありません。
「面白そうだから飲んでみる」
そんな気軽なきっかけを作ってくれるのも飲料メーカーの大切な役割なのかもしれません。
まとめ
サンガリアは個性的な飲料で知られる一方で、お茶やコーヒー、水、炭酸飲料など幅広い商品を手がける飲料メーカーです。
みっくちゅじゅーちゅやミルクセーキ、まろやかいちご&ミルク、つぶみなどを見ていると、「ちょっと面白い飲み物を作る」というサンガリアらしさが感じられます。
一方で、伊賀の天然水のような日常的な飲料もしっかり作っていることを忘れてはいけません。
定番を作りながら新しい飲み物にも挑戦する。
それが、サンガリアというメーカーの面白さなのだと思います。
そして「いち、にい、サンガリア」というCMソングのように、商品だけでなく会社そのものにも独特の個性があります。
次にスーパーや自動販売機でサンガリアの商品を見かけたら、いつもとは少し違った目線で商品を眺めてみてください。
「こんな飲み物もあるんだ」と思った一本が、意外とお気に入りになるかもしれません。
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