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ジンジャーエールはなぜエールなのか?実はビールに近かった意外な歴史

炭酸

ジンジャーエールは好きだけど、そういえば「エール」って何なんだろう?

コーラやサイダーと並んで人気の炭酸飲料、ジンジャーエール。

バーでもレストランでも見かける定番の存在です。

しかし、ふと考えると不思議なことがあります。

それは名前です。

ジンジャーは生姜

これは分かります。

でもエールとは何なのでしょうか。

ビールのような名前なのに、アルコールは入っていません。

実はこの名前には、100年以上前の歴史が隠されています。

今回は飲料図鑑らしく、ジンジャーエールのルーツをたどりながら「なぜエールなのか」を紐解いていきます。

この記事でわかること
✓ エールとは何か
✓ ジンジャーエールがエールと呼ばれる理由
✓ 昔のジンジャーエールの正体
✓ 辛口と甘口の違い
✓ サイダーとの違い

そもそも「エール」とは何なのか

ジンジャーエールの話をする前に、まずは「エール」という言葉を知っておきましょう。

エールとはビールの一種です。

実はビールには大きく分けて2つの種類があります。

  • ラガー
  • エール

日本でよく飲まれているビールの多くはラガーです。

一方、クラフトビールで人気なのがエールです。

エールは香りが豊かで、フルーティーな味わいを持つことが特徴です。

つまり本来のエールとは、れっきとしたビールなのです。

エール=ビールの一種
だからこそ「ジンジャーエール」という名前は不思議に感じます。

ジンジャーエールなのにビールじゃない?

ここで疑問が生まれます。

エールがビールなら、ジンジャーエールもビールなのでしょうか。

答えは違います。

現在販売されているジンジャーエールにはアルコールは含まれていません。

未成年でも飲める普通の炭酸飲料です。

それなのに、なぜエールという名前が残っているのでしょうか。

その答えは歴史の中にあります。

結論|昔のジンジャーエールは発酵飲料だった

結論から言うと、昔のジンジャーエールは現在のものとは別物でした。

生姜、砂糖、水、そして酵母

これらを使い、発酵によって作られていたのです。

発酵すると炭酸が生まれます。

さらに微量のアルコールも発生します。

つまり初期のジンジャーエールは、現在の炭酸飲料よりもビールに近い存在でした。

だからこそ「エール」という名前が付けられたと言われています。

ジンジャーエールの「エール」は飾りではありません。
発酵飲料だった時代の名残です。

ジンジャーエールはイギリスで生まれた

ジンジャーエールの歴史は19世紀のイギリスまでさかのぼります。

当時のイギリスでは、生姜はとても人気のあるスパイスでした。

料理だけでなく飲み物にも使われていました。

その中で生まれたのが、生姜を使った発酵飲料です。

これがジンジャーエールの原型とされています。

現在のような透明な炭酸飲料とは違い、生姜の風味がもっと強く、発酵由来の個性も感じられる飲み物だったようです。

なぜ現在の炭酸飲料になったのか

昔ながらの発酵方式には問題もありました。

味が安定しないことです。

発酵は温度や環境に左右されます。

大量生産にも向いていません。

そこで炭酸ガスを直接加える製法が広まりました。

こうして現在のジンジャーエールが誕生します。

発酵飲料ではなくなりましたが、名前だけは残りました。

その結果、私たちは今でも「ジンジャーエール」と呼んでいるのです。

辛口と甘口があるのはなぜ?

ジンジャーエールを飲み比べると、驚くほど味が違います。

その理由は生姜の使い方です。

甘口タイプ

甘口タイプは飲みやすさを重視しています。

生姜の刺激は控えめで、炭酸飲料として親しみやすい味わいです。

代表的なのがカナダドライです。

辛口タイプ

辛口タイプは生姜の個性を前面に出しています。

ピリッとした刺激が特徴です。

バーで使われることも多く、大人向けの印象があります。

代表的なのがウィルキンソンです。

同じジンジャーエールでも別の飲み物と思えるほど味が違います。
飲み比べると面白い発見があります。

サイダーとの違いはどこにある?

サイダーもジンジャーエールも炭酸飲料です。

しかし決定的な違いがあります。

それは生姜の存在です。

サイダーは爽快感が主役です。

一方のジンジャーエールは香りが主役です。

だからこそジンジャーエールには、コーラやサイダーとは違う独特の個性があります。

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本格派ジンジャーエールの世界

近年はクラフトコーラと同じように、クラフトジンジャーエールも人気です。

生姜をたっぷり使ったもの。

スパイスを加えたもの。

お酒の代わりに楽しむ人も増えています。

飲み比べてみると、ジンジャーエールの奥深さがよく分かります。

トニックウォーターも実は薬がルーツだった

ジンジャーエールと並んで、バーでよく見かける炭酸飲料があります。

それがトニックウォーターです。

実はトニックウォーターも、もともとは薬として使われていました。

飲料の歴史を調べていくと、意外なルーツにたどり着くことがあります。

唎酒師が考えるジンジャーエールの魅力

私にとってジンジャーエールは、炭酸飲料とスパイスドリンクの中間にある存在です。
だからこそコーラともサイダーとも違う魅力があります。

飲み物にはそれぞれ歴史があります。

ジンジャーエールもただの炭酸飲料ではありません。

名前の中に、その歴史が今も残っているのです。

まとめ

ジンジャーエールはビールではありません。

しかし「エール」という名前にはちゃんと理由がありました。

そのルーツは発酵飲料にあります。

今では普通の炭酸飲料として親しまれていますが、その名前には100年以上前の歴史が刻まれています。

飲み物の背景を知ると、いつもの一杯が少し面白く見えてきます。

この記事のポイント
✓ エールはビールの一種
✓ 昔のジンジャーエールは発酵飲料だった
✓ その名残で「エール」という名前が残った
✓ 現在は炭酸飲料として発展している
✓ 辛口と甘口で大きく印象が変わる

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