
『こどもびいる』って知ってます?

知ってますよ。こどもびいるを作っている友桝飲料は、それだけでなく地サイダーもたくさん作っているんですよね
「こどもびいる」という名前を見たことがある人は多いかもしれません。
ビールのような見た目をした、子どもでも楽しめる炭酸飲料です。
でも、この商品を作っている友桝飲料について調べてみると、実は「こどもびいるで有名な会社」というだけではありません。
明治35年(1902年)創業。
もともとは佐賀県小城市にある小さなラムネ屋から始まり、現在では清涼飲料や酒類の企画・開発・製造・販売まで手掛けています。
さらに、自社商品の開発だけでなく、地域の素材や文化を活かした地サイダーなど、さまざまなオリジナル飲料づくりにも関わっています。
今回は、そんな友桝飲料という会社そのものに注目してみます。
友桝飲料とは?
友桝飲料は、佐賀県小城市に本社を置く飲料メーカーです。
正式名称は株式会社友桝飲料。
明治35年5月に創業し、現在では各種清涼飲料・酒類の企画、開発、製造、販売のほか、オリジナルドリンクの製造受託なども行っています。
会社の歴史を見ていくと面白いのが、その始まりです。
現在のようにさまざまな飲料を手掛けるメーカーも、最初から大きな飲料会社だったわけではありません。
友桝飲料は、「佐賀の小城市にある、小さな町の小さなラムネ屋」としてスタートしました。
つまり、私たちが今イメージする「地サイダー」や「オリジナル飲料」を得意とする会社の原点には、昔ながらのラムネづくりがあったわけです。
友桝飲料は「明治35年創業」
友桝飲料が創業したのは1902年。
現在から100年以上前のことです。
ラムネやサイダーがまだ今ほど身近ではなかった時代から飲料を作り続けてきたことを考えると、かなり長い歴史を持つメーカーだと分かります。
そして、その歴史が現在の「地サイダー」やオリジナル飲料づくりにもつながっています。

友桝飲料といえば「こどもびいる」
友桝飲料を知るきっかけとして、やはり外せないのが「こどもびいる」です。
ビールのような茶色い液体に泡が浮かび、瓶からグラスに注ぐと見た目はまるでビール。
もちろんアルコールは入っておらず、現在はりんご風味の炭酸飲料として販売されています。
名前と見た目のインパクトが強いので、「子ども向けに作られたビール風飲料」という印象を持つ人も多いかもしれません。
ところが、その誕生には少し意外な経緯があります。
「こどもびいる」が生まれたのは1998年。
きっかけとなったのは、福岡のもんじゃ焼き店「下町屋」で提供されていた飲み物でした。
当時、店では瓶入りのガラナ飲料を「こどもビール」と呼んで提供していたそうです。
このアイデアに友桝飲料が関わり、商品の中身を改良。
現在の「こどもびいる」へと発展していきました。
つまり、最初から飲料メーカーがゼロから企画した商品ではなく、飲食店で生まれたアイデアを、飲料メーカーが商品として形にしたというわけです。
ここが「こどもびいる」の面白いところです。
「こどもびいる」はビール味ではない
名前や見た目からビールの味を想像してしまいますが、現在の「こどもびいる」はりんご風味の炭酸飲料です。
ビールの代用品というより、ビールのような見た目や瓶を楽しみながら飲める炭酸飲料と考えると分かりやすいでしょう。
飲み物は、味だけで決まるものではありません。
名前や見た目、瓶のデザイン、そして「どんな場面で飲むか」まで含めて、ひとつの商品として楽しむことができます。
「こどもびいる」は、そんな飲料の面白さを分かりやすく見せてくれる商品でもあります。
「こどもびいる」のような商品を実際に見てみると、友桝飲料が昔ながらの飲料を作るだけではなく、飲む人が楽しめる商品そのものを考えてきた会社だということも見えてきます。
実は全国の地サイダーも作っている
友桝飲料についてもう一つ知っておきたいのが地サイダーやオリジナル飲料です。
「地サイダー」と聞くと、その土地にある飲料メーカーが自社で作っている商品を思い浮かべるかもしれません。
しかし、地域の企業や施設などが考えたオリジナル飲料を友桝飲料が商品として形にするケースもあります。
友桝飲料では地域の特産品だけでなく、その土地の歴史や文化なども含めて、地域ならではの飲料づくりをサポートしています。
そのため、全国各地にある個性的なサイダーを見ていると、「実は友桝飲料が作っていた」という商品に出会うことがあります。
紬「サイダーって、その土地の飲料メーカーだけが作っているわけじゃないんですね」
こうした地サイダーの存在を知ると、サイダーを見る目も少し変わってきます。
単なる炭酸飲料ではなく、その土地の名物や思い出を瓶に詰めた飲み物として作られているものもあるからです。

友桝飲料が手掛ける飲料を見ていくと、単に「こどもびいるが有名な会社」というだけではなく、昔ながらのラムネ・サイダーづくりを土台に、地域や企業のアイデアを飲み物にしてきた会社だという姿が見えてきます。
そして、その背景にあるのが、友桝飲料ならではの小ロット生産と商品開発の仕組みです。
飲料を作るだけではなく、商品開発から関わる
友桝飲料の特徴は、自社ブランドの商品を作るだけではありません。
地域の企業や飲食店などから「こんな飲み物を作りたい」という相談を受け、商品そのものの開発から関わることもあります。
その一つがODMです。
ODMとは?
ODMは「Original Design Manufacturing」の略で、商品の企画や設計、開発から製造までをメーカー側が担う仕組みです。
友桝飲料ではオリジナル飲料について、デザインや容器選び、試作、マーケティング、販売に関するサポートまで含めて対応しています。
特に面白いのが、小ロットからオリジナル飲料を作れること。
大きな会社でなくてもその地域ならではのサイダーや店舗オリジナルの飲料を商品化しやすくなります。
つまり友桝飲料は、「飲料を製造する会社」というだけでなく飲み物を作りたい人のアイデアを商品にする会社でもあるわけです。
小ロットだからこそ作れる個性的な飲料
オリジナル飲料を作ろうと思ったとき、意外と大きな壁になるのが生産量です。
全国販売するような商品なら大量生産もできますが、地域限定の商品や店舗オリジナルの商品では、そこまで多くの本数を必要としない場合もあります。
友桝飲料では、こうした需要に対応できる小ロット生産の仕組みを持っています。
公式サイトでは、条件によって異なるものの、2400本程度からオリジナルサイダーなどの製造に対応できると紹介されています。

それなら、地域限定のサイダーも作りやすそうですね
たとえば、その土地の名物を使った飲料や観光地のお土産、イベント限定の商品など。
大量生産を前提にすると難しかったアイデアでも、小ロットなら商品にしやすくなります。
こうした仕組みがあるからこそ、全国各地に個性的な地サイダーやオリジナル飲料が生まれているのでしょう。
100年以上続く飲料メーカーだからこその強み
ここまで見てくると、友桝飲料の現在の取り組みは創業時から続く飲料づくりともつながっていることが分かります。
明治35年から続くラムネ・サイダーづくり。
そこから時代に合わせて商品を広げ、現在では清涼飲料だけでなく酒類も含めた企画・開発・製造まで手掛けています。
昔ながらの飲料メーカーとしての経験がありながら、新しいアイデアも商品にできる。
この両方を持っているところが、友桝飲料の強みなのかもしれません。
そして、その姿勢が分かりやすく表れているのが、さまざまな企業やコンテンツとのコラボレーションです。
『アイドルマスター シャイニーカラーズ』とのコラボも
友桝飲料は、2021年に開催された「THE IDOLM@STER SHINY COLORS 283フェス 2021 Happy Buffet!」でも、スワンサイダーを使ったコラボ商品を展開しています。
老舗飲料メーカーのサイダーに、人気コンテンツのデザインを組み合わせる。
昔ながらの瓶入りサイダーが、こうした新しい形で楽しまれているのも面白いところです。
こうした取り組みを見ても、友桝飲料が「昔ながらの飲料だけを作る会社」ではないことが分かります。
歴史のある飲料メーカーだからこそ持っている技術や経験を、地域の商品や新しい企画にも活かしているわけです。
友桝飲料の魅力は「アイデアを飲み物にできること」
友桝飲料について調べていて個人的に興味深いと感じたのは、飲料そのものよりもその飲料が生まれるまでの過程でした。
「こどもびいる」のように飲食店で生まれたアイデアを商品化する。
地域の特産品や文化を地サイダーにする。
小ロット生産によって規模の小さな企画でもオリジナル飲料にする。
そして、昔ながらのスワンサイダーのような商品を残しながら新しいコラボレーションにも取り組む。
こうして見ると、友桝飲料は「飲み物を作る会社」というより、「飲み物を通してアイデアを形にする会社」と考えると、その魅力が分かりやすいのではないでしょうか。
飲料メーカーというと、スーパーやコンビニで見かける商品を作っている会社というイメージが強くなります。
でも、その商品の裏側には地域の人や飲食店、企業などの「こんな飲み物があったら面白い」という発想があります。
友桝飲料は、そうした発想を実際に瓶やペットボトルに入った「飲める商品」へ変えている。
そこに、100年以上続く飲料メーカーとしての面白さがあります。
まとめ
友桝飲料は、明治35年に佐賀県小城市で創業した、100年以上の歴史を持つ飲料メーカーです。
「こどもびいる」や「スワンサイダー」といった自社商品だけでなく、地域の特産品や文化を活かした地サイダー、企業や店舗のオリジナル飲料など、幅広い商品開発に携わっています。
特に小ロット生産に対応していることで、大量生産を前提としない個性的な飲料も形にできる。

最初は『こどもびいるの会社』っていうイメージでしたけど、全然違いました

そうですね。調べてみると、昔からの技術を残しながら、新しい飲み物もどんどん作っている会社なんですよ
身近なサイダーや炭酸飲料も少し視点を変えて見るとその裏側にメーカーの歴史や地域とのつながりが見えてきます。
友桝飲料は、そんな「一杯の飲み物が生まれるまで」を知るきっかけになる飲料メーカーの一つです。
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