
「20歳になったけど、何を飲めばいいんだろう?」
「居酒屋では何を注文すればいいの?」
「お酒って苦いイメージしかない…」
初めてのお酒には、楽しみと同じくらい不安もありますよね。
20歳になると、お酒を楽しめるようになります。
しかし、「とりあえずビール」「周りが飲んでいるから自分も飲まなきゃ」と考える必要はありません。
お酒は、自分のペースで楽しむものです。
体質や好みによって合うお酒は違いますし、「今日は飲まない」「ソフトドリンクにする」という選択も、もちろん尊重されるべきものです。
この記事ではお酒デビューを迎える方へ向けて、お酒の種類や選び方、安全に楽しむためのポイントを、唎酒師の視点からわかりやすく解説します。
この記事でわかること
✓ 初めてお酒を飲む前に知っておきたいこと
✓ ビールや日本酒、カクテルなどお酒の種類と特徴
✓ 初心者でも飲みやすいお酒の選び方
✓ 居酒屋や家飲みで安心して楽しむポイント
✓ 飲み過ぎを防ぐコツやチェイサーの役割
✓ 無理なくお酒と付き合うための考え方やチェイサーの役割
初めてのお酒で一番大切なのは「無理をしないこと」
初めてお酒を飲むときに、何より大切なのは「無理をしないこと」です。
お酒に強い人もいれば、少し飲んだだけで顔が赤くなったり、気分が悪くなったりする人もいます。
これは体質による違いなので、「友達は飲めるから」「20歳になったから」という理由で無理をする必要はありません。
また、空腹や寝不足、疲れている日は普段より酔いやすくなることもあります。
初めて飲むときは、一口ずつゆっくり飲みながら、自分の体調を確認してみましょう。
お酒は、たくさん飲めることが偉いわけではありません。
「美味しい」と感じる量で楽しむことが、お酒と長く付き合うコツです。
- 飲めない・飲まない選択も尊重される
- 一気飲みは絶対にしない
- 体調が悪い日は無理をしない
- 困ったら水やソフトドリンクに切り替えてOK
お酒にはどんな種類がある?
「お酒」と一口に言っても、実はさまざまな種類があります。
それぞれ原料や造り方が違うため、味わいや香りも大きく異なります。
まずは代表的なお酒を知っておくと、自分に合った一杯を見つけやすくなります。
| 種類 | 特徴 |
|---|---|
| ビール | 苦味と爽快感が特徴。食事とも合わせやすい。 |
| 日本酒 | お米から造られる日本のお酒。甘口から辛口まで幅広い。 |
| 焼酎 | 水割り・ソーダ割りなど飲み方が豊富。 |
| ワイン | ブドウから造られ、料理との相性も楽しめる。 |
| ウイスキー | 樽熟成による香りが特徴。ハイボールでも人気。 |
| カクテル | 甘く飲みやすいものも多く、初心者にも人気。 |
「初心者向けのお酒」は一つではありません。
甘いものが好きなのか、炭酸が好きなのか、食事と一緒に飲みたいのかによって、自分に合うお酒は変わります。
ここからは、それぞれのお酒を簡単に紹介します。
ビール
世界中で親しまれている代表的なお酒です。
苦味が特徴ですが、料理と一緒に飲むことで飲みやすく感じる人も多くいます。

日本酒
米・水・麹から造られる日本ならではのお酒です。
甘口や辛口、フルーティーなものなど種類が豊富で、初心者でも飲みやすい銘柄もたくさんあります。
焼酎
芋・麦・米などさまざまな原料から造られます。
水割りや炭酸割りなど、自分好みの飲み方を楽しめるのが魅力です。
ワイン
料理と一緒に楽しむことが多いお酒です。
赤・白・ロゼなど味わいもさまざまで、初心者向けの甘口ワインもあります。
ウイスキー
香りを楽しむお酒として人気があります。
炭酸で割ったハイボールは飲みやすく、居酒屋でも定番です。

カクテル
ジュース感覚で飲みやすいものから、本格的な味わいまで種類はさまざまです。
初めてなら、甘く飲みやすいカクテルから試してみるのもおすすめです。

初めてならどんなお酒を選ぶ?
「初心者には何がおすすめですか?」
これはよく聞かれる質問ですが、正解は一つではありません。
甘いものが好きなのか、炭酸が好きなのか、食事と一緒に楽しみたいのかによって、自分に合うお酒は変わります。
甘いものが好きなら「マリブコーク」
ココナッツの甘い香りが特徴で、お酒らしい苦味が少なく、初めての一杯としても人気があります。
炭酸が好きなら「ハイボール」
スッキリした飲み口で、揚げ物や焼き鳥などの料理とも相性抜群です。
さっぱり飲みたいなら「ジントニック」
爽やかな香りとほろ苦さが特徴で、甘すぎるお酒が苦手な方にも人気があります。
どのお酒にもそれぞれ魅力があります。まずは「飲みやすそう」と思える一杯から始めてみましょう。
また、お店やコンビニには缶タイプのお酒も多く並んでいます。次は、初めて缶のお酒を選ぶときのポイントを紹介します。
コンビニやスーパーの缶のお酒はどう選ぶ?
初めてお酒を買うときは、コンビニやスーパーの棚を見て「どれを選べばいいんだろう?」と迷う人も多いでしょう。
見た目だけで選ぶのではなく、それぞれのお酒の特徴を知っておくと、自分に合った一杯を見つけやすくなります。
缶ビール
ビールらしい苦味と香りを楽しめる定番のお酒です。
初めて飲む人には少し苦く感じることもありますが、揚げ物や焼き鳥など食事との相性が良く、「飲んでいるうちに好きになった」という人も少なくありません。
缶チューハイ
レモンやグレープフルーツなど、果実の風味を楽しめるお酒です。
甘さ控えめのものから食事に合うものまで種類が豊富で、比較的飲みやすい商品が多いのも特徴です。
缶ハイボール
ウイスキーを炭酸で割ったお酒です。
スッキリとした飲み口ですが、お酒らしさはしっかり感じられます。最初は少しずつ味わいながら飲むのがおすすめです。
缶カクテル
ジュースのような甘さで飲みやすい商品が多く、初めてお酒を飲む人にも人気があります。
しかし、「甘い=弱いお酒」とは限りません。
甘くてもアルコール度数が7〜9%ある商品は珍しくありません。
飲みやすいからと一気に飲むと、思っている以上に酔ってしまうことがあります。
アルコール度数は必ずチェックしよう
お酒を選ぶときは、パッケージに書かれているアルコール度数も確認してみましょう。
| アルコール度数 | 初めて飲む人への目安 |
|---|---|
| 3〜5% | 比較的飲みやすい |
| 6〜7% | ゆっくり味わいたい |
| 8%以上 | 初めてなら慎重に |
※アルコールの感じ方には個人差があります。
SNSでは、お酒をストローで一気飲みしたり、短時間で飲み切ったりする画像や動画を見かけることがあります。
しかし、このような飲み方はペースが上がってしまい気づかないうちに酔いが回る可能性もあり、おすすめできません。
お酒は早く酔うためではなく、味や香り、人との時間を楽しむもの。
焦らず、自分のペースで味わいましょう。
居酒屋・バー・家飲み、それぞれの楽しみ方
お酒を楽しめる場所には、それぞれ違った魅力があります。
初めてなら、自分に合った場所を選ぶことも大切です。
| 場所 | 特徴 | 初心者向け度 |
|---|---|---|
| チェーン居酒屋 | メニューが豊富で価格も分かりやすい | ★★★★★ |
| 個人居酒屋 | 店主との会話やおすすめのお酒を楽しめる | ★★★★☆ |
| バー | 本格的なお酒やカクテルをゆっくり味わえる | ★★★☆☆ |
| 家飲み | 自分のペースで楽しめて費用も抑えやすい | ★★★★★ |
初めてなら、
- チェーン居酒屋
- 家飲み
のどちらかがおすすめです。
周りを気にしすぎず、自分のペースでお酒を楽しめます。
初めて居酒屋で注文するときのポイント
「何を注文すればいいか分からない…」
そんなときは、難しく考える必要はありません。
店員さんに、
「初めてお酒を飲むので、飲みやすいものはありますか?」
と聞けば、お店に合ったおすすめを教えてもらえることがほとんどです。
また、お酒を注文しなくてもまったく問題ありません。
ソフトドリンクを選んでも、その場の時間を楽しめれば十分です。
「飲みやすいものありますか?」
この一言だけでも、お店の人は親切に相談に乗ってくれます。


初めてなら知っておきたい「チェイサー(水)」の役割
チェイサーとは、お酒の合間に飲む水のことです。
バーでは「チェイサー」と呼ばれることが多いですが、特別な飲み物ではなく、水で十分です。
チェイサーを飲むことで、
- 口の中をリセットできる
- 飲み過ぎを防ぎやすい
- 脱水対策になる
といったメリットがあります。
また、水だけでなく炭酸水をチェイサー代わりに楽しむ人もいます。


飲み過ぎないためのコツ
初めてお酒を飲むなら、次の4つを意識するだけでも安心です。
✅ チェックリスト
- 空腹で飲まない
- お酒の合間に水を飲む
- 一気飲みをしない
- 自分のペースを大切にする
無理に周りへ合わせる必要はありません。
自分の体調や気分に合わせて楽しむことが、お酒と長く付き合うコツです。
初めて飲む人と一緒なら知っておきたいこと
これは、初めてお酒を飲む人だけでなく、一緒に過ごす人にも知っておいてほしいことです。
- 「飲めません」と言われたら尊重する
- 無理に勧めない
- 一気飲みを強要しない
- 水やソフトドリンクもすすめる
- 楽しい雰囲気を大切にする
お酒は、人との時間を楽しくするためのものです。
誰かに無理をさせたり、困らせたりするものではありません。
家飲みを始めるなら
家飲みは、自分のペースでゆっくり楽しめるのが魅力です。
最初からたくさんの道具をそろえる必要はありません。
まずは、
- グラス
- 酒器(日本酒を楽しむなら)
- メジャーカップ(カクテルを作るなら)
このくらいあれば十分です。
シェーカーは、本格的なカクテル作りを始めたくなってからでも遅くありません。
日本酒に興味が出てきたら、酒器による味や香りの違いもぜひ体験してみてください。

紙パックの日本酒には、ストローが付いている商品があります。
「ストローが付いているなら、そのまま飲むのが正しいの?」と思う人もいるかもしれません。
実は、このストローは持ち運び先や屋外などでも飲みやすいように付属しているもので、メーカーが「ストローで飲むこと」を推奨しているわけではありません。
もちろん、そのまま飲んでも問題はありませんが、日本酒本来の香りや味わいを楽しむなら、グラスに注ぐのがおすすめです。
グラスに注ぐことで香りが広がり、日本酒の魅力をより感じられます。
まとめ
初めてお酒を飲むときは、「たくさん飲めること」よりも「自分のペースで楽しむこと」が何より大切です。
今回紹介したポイントを振り返ると、
- 無理をして飲まない
- 初めては飲みやすいお酒から選ぶ
- アルコール度数を確認する
- お酒と一緒に水も飲む
- 一気飲みはしない
- 飲めない人も尊重する
- 家飲みは最低限の道具から始めれば十分
お酒には、ビールや日本酒、ワイン、カクテルなどさまざまな種類があり、それぞれ違った魅力があります。
焦って飲めるようになる必要はありません。少しずつ自分に合うお酒や楽しみ方を見つけながら、味や香り、人との時間を楽しんでいきましょう。



